和歌山における民間賃貸不動産の諸問題を行政施策の普及推進に協力しながら入居者の住生活の向上と家主様の健全経営の実現に寄与することを目的とし最新の情報を発信してまいります。

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トップページ 賃貸不動産空室対策 賃料の構成を見直しましょう

ライバル(業物)の1歩先を

ずばり 値下げです!

仲介会社よりの送客が一度も無い。なぜでしょう。

つまり

  • 敷地や共用部分の清掃には目を光らせている
  • コミュニケーションもしっかりとっている
  • 敷金・礼金も0円にし、フリーレントも採用している
  • 仲介会社と相談の上プチリフォームも行った

だのにナゼ?

  • もちろん、賃料も仲介会社に言われた通りの金額で募集している!

本当にそうでしょうか。
仲介会社はなかなか本心を言いません

オーナー様の希望を忖度して、ほんの数千円の値下げしか提案しないことがままあるのです。それは仲介会社にとって大幅な値下げを提案することは自身の営業力の無さを露呈しているように感じ、なかなかできないものなのです。そこの見極めは

頑張ります

営業さんが、よく使う言葉ですね。何の根拠もないこの言葉に安心し、すがっていませんか

ではどの位、値下げすれば良いでしょうか

まずは賃料の構成を見直しましょう

もし、今の募集方法が、家賃+共益費+駐車場代のすべて込の表示で行われているならば即刻改めて下さい

たとえば

現行賃料 家賃 65,000円
共益費 込み
駐車場代 込み
改定賃料 家賃 57,000円
共益費 3,000円
駐車場代 5,000円

どうでしょ、これで8,000円下がったことになるのです。これは今主流のネット集客でのテクニックのひとつです。お客さんがネットで調べるとき上限60,000円と設定すると現行の65,000円の家賃では表示されないのです。実質は総額は変わらないのに!ではなぜ仲介会社は込み込みの表示にしたがるのでしょうか。すべてでは無いでしょうが売上(手数料)の金額が上下16,000円も変わるからなのです。

つぎは家賃の値下げ率です

具体的にどの位値下げすればいいでしょうか。下記の割合で値下げしてください。

募集家賃 60,000円以上の場合  →  20%の値引き
募集家賃 60,000円未満の場合  →  30%の値引き

先程の65,000円(込み・込み)を1例としてみましょう

まずは、賃料の構成を見直します

家賃 65,000円 57,000円
共益費 3,000円
駐車場代 5,000円

次に、値下げ率を掛けます
家賃は、57,000円ですので30%値引きます

57,000円 −(57,000円×30%)= 39,900円

(百の位以下は切り捨てます)39,000円

 

改定 募集賃料 家賃 39,000円
共益費 3,000円
駐車場代 5,000円
合計 47,000円

と、なります

如何ですか。65,000円の家賃が39,000円に!26,000円の大幅値下げです

インパクトありますよね。しかし、実際は共益費と駐車場代を分離させたので値下げは 18,000円です。 これを、年間で考えると 18,000円 × 12か月 = 21,6000円 のマイナスになりますが、これに元賃料の65,000円で割ってみるといったい何か月分のマイナスなのかわかります。

答えは、3か月分です。

つまり、このまま何も手を打たずにただ申し込みを待っていても、3カ月後には元の賃料で入居者が決まる!それなら、値下げしなくてもいいですね。いかがですか?冷静に考えてどちらを選択されますか。

*ただし30%の値引き後に20,000円を割るようになる物件はそもそも借家としての実力がもう失われているやもしれません。新たな活用を考える時期に来ているのではないでしょうか。

賃料の構成を見直し、値引き後の新たな賃料で即刻再募集にかけることをご提案いたします。

 

お問い合わせ 073-471-9135W-chinken活動レポート

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