和歌山における民間賃貸不動産の諸問題を行政施策の普及推進に協力しながら入居者の住生活の向上と家主様の健全経営の実現に寄与することを目的とし最新の情報を発信してまいります。

会員の方はこちら

お問い合わせ・ご相談はお気軽にどうぞ 073-471-9135

トップページ お知らせ・活動レポート レポート W-chinken活動レポート Vol.1 〜今後の賃貸管理業態(分業化)への提言〜

W-chinken活動レポート Vol.1 〜今後の賃貸管理業態(分業化)への提言〜

賃貸オーナー
賃貸管理会社 様

拝啓 皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度、弊研究所は、皆様が日々取り組む賃貸不動産管理業務のレベルアップの一環や、関連新商品のご案内、賃貸住宅業界に関する情報提供を目的とした活動レポートのご案内をお送り致します。
昨今の空き家増加の問題や、賃貸住宅に係るトラブルが高止まりしている現状など、賃貸業にかかわる課題は多く、管理業の一線での皆様の活躍が重要となっています。

弊研究所は、「W-chinken活動レポート」という形で皆様へ管理業務に役立つ情報を提供することで皆様の更なる活躍のため、多くの支援できるよう取り組んで参ります。賃貸住宅業に関する最新情報や業務に役立つ知識(管理技術の向上や、現場の問題解決のための事例等)教育指導やマニュアルづくり、ニーズへの対応、作業改善のための参考資料としてもおすすめです。ぜひご覧下さい。
今後とも、よろしくお願いします。

敬具

わかやま民間賃貸不動産問題研究所
所長 大久保 和夫

今後の賃貸管理業体(分業化)への提言(その1)

◯労働生産性の向上
【基幹業務】
・「リーシング(空室対策)」
・「出納業務(滞納対策)」
・「現場対応(入電対応)」
・「管理受託営業(売上拡大)」

問題点
目の前の業務に追われバタバタして非効率的

残業が多い、「提案」の余裕がない

営業活動がままならない
管理戸数が増える≒スタッフの人数が必要(人件費が上がる)

利益率が悪い

生産性を高める為には高い入居率を実現しなくてはならない

高い入居率を実現する為には組織を分かり易くすることが大事である
(業務責任の明確化)

1.組織の在り方の再考

  • 基幹業務の兼任がないかチェックする
  • 業務を兼任する人が出ない様見直す

賃貸管理業務フロー

2.業務フローの改善

どのような業務をどういう順番で行っているかを見直す(業務の棚卸し)
【手順】

  1. 「業務を分業化し専従者をつける」
  2. 「その中で、各担当業務の無駄や、他の業務と重複しているものを洗い出す」
  3. 「業務を合理化する為のルールやシステムを考え、実践する」
  4. 「決めた事は、分業した業務担当内で徹底して行う」
  5. 時間管理を重視した計画を立てる
    • 時間が決まっている業務
    • 時間が決まっていない(自分で決められる)業務
決まっている業務の優先順位の高いものを午前中に8割の業務が終わらせる
午後は突発的に発生した業務を優先順位の高い順に行動計画を立てる

3.アウトソーシングの活用

「他の人が出来ない事、社員にしか出来ないスキルは何か、
果たしてそれを持っているか」

誰でも出来る事しかしていないなら「社員」
またその「会社」の存在意識を問われる

外部の人に出来るものは、外部に任せる

他の人に簡易に出来ないスキル

コア業務
(会社にとって最も重要なもので、
他との差別化を図るものに集中して人材を投与する)

4.業務マニュアルの作成

作る過程に意味がある
「体系化」「言語化」する作業によって色々な気付きが生まれる
複雑な賃貸管理業務こそ「マニュアル」が必要で、それを生かす運用が更に重要である

【マニュアルの最大のメリット】

【ノウハウが集積されていく】
経験側や多方面の情報収集からベストな方法を取捨選択して作るので、
その通りにすればまず間違いない業務が出来る

【自社の基本業務が決まる】
社員教育(新入社員)にも欠かせない教材となる

注意!
マニュアルの運用の周知と更新で、周知されずノウハウを無視して業務を行い、更新しない事が常習化するとマニュアルの陳腐化を招き業務全体として効率化に向かわない
解決法!
ベースは「基本の徹底」
理屈抜きで体で覚える業務は、何故そうすべきなのかが分からず楽な方法を選択しがちである
業務の一つ一つの理由を考える
「何故そうするのか」を忘れずにマニュアル化していく事が大切
お問い合わせ 073-471-9135W-chinken活動レポート

ページトップへ